2008年10月19日日曜日

ビフテキ ― アクロス・ザ・ボーダー



今日は、ビフテキだ。やっほう!

え?ビフテキって言い方は古いかい?

じゃあ今日はステーキだ!ひゃっほう!

え?今更ステーキくらいで喜ぶ時代じゃないって?


俺は喜ぶよ。肉料理で一番ステーキが好きだからな。


肉は、昨日の夜にスーパーに食パンを買いに行ったら発見した見切り品。消費期限が本日までで半額の国産牛(和牛ではないらしい)肩ロースステーキ305g@454円。お得じゃね?

ステーキなので作るのは簡単だ。焼くだけだ。

とは言え、もちろん塩と胡椒は必要だ。塩の代わりにクレイジーソルトを使う。とりあえずこれ使っとけば味が複雑になる。さらに、塩を足す代わりに科学の力、旨み調味料=味の素を振る。
こういうのを邪道と言うグルメな方も多くいらっしゃるようだが、俺は常に最高級の肉を食えるほどブルジョワじゃないんだからして、かけて旨くなるもんならかける。だいたい、アミノ酸の集合みたいな肉体で生きていてアミノ酸を添加することに何の抵抗も俺は感じない。


さて、しかし問題はやはり焼きだ。

あっためたフライパンにドカっと乗っけて、下面がほどよく焼けたらひっくり返してしばし。側面を見ても赤くなくなって来たし、ああ、これ以上焼いたらスカスカボソボソのウェルダーンになってしまう、とあわてて皿に移動。

ちなみに付け合せは、横で焼いていた冷凍ミックスベジタブルのみ。主食は食パン。いい。俺の妄想する欧米的食事そのもの。こういうの好き。

焼いてから、タレを作ろうと、ケチャップとソースをフライパンに適当に入れたが、なんとなくしょう油も足して挙句にバターまで乗っけてしまった。コッテコテここに極まれリだ。

だが、焼きに関しては俺は欧米人の固焼き傾向は受け入れられない。とにかくレアだよ。ロウ・フィッシュを常食する日本人としては、牛肉も半生こそ至高。

で、焼き過ぎてないよなあ、とドキドキしながら食ってみると・・・ンン!ベリナイス!

肉断面の上下1/3が焼けており中1/3は赤い、みたいな。俺的にベストな感じだ。

だがしかし、徐々に食い進み、端っこの、ちょっと厚みがある部分に差し掛かると・・・中身が、完全に赤い。さながらサシミよ。マグロ赤身と言われたら信じるくらい赤い。賞味期限もボーダーいっぱいなのに、こんなの食って大丈夫なんだろうか・・・?

実は、ステーキを焼くとしょっちゅう味わうこのスリル。結局、「まあ、外気に触れてたところに火が通ってりゃOKだろ」ということで食す。・・・実に柔らかい。そりゃそうよ、生だからな。美味い。けど少し不安・・・。


でも、今まで、牛豚鳥の肉の火加減で心配になったことはあるが、自分の料理で腹痛くしたのは、生焼けの秋刀魚を食った時だけなので、きっと俺の判定は大丈夫なんだろう。

でもちょっと心配・・・今度からもうちょっとよく焼こうかな・・・。

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